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美肌成分を繋ぐプラセンタ
2021.01.9
プラセンタ・コラーゲン・ヒアルロン酸…違いは?
2021年、初っ端から大寒波が押し寄せている日本。室内ではエアコン付けっぱなしで肌は乾燥…外に出れば凍てつくような冷たさで筋肉は収縮…、と体への負担が半端ない季節です。
新年にスキンケアアイテムを新調される方も多いかもしれません。そこで、今回はプラセンタ・コラーゲン・ヒアルロン酸と女性なら殆どの方が耳にしたことのある、これらの美肌成分。何となく肌に良いのは分かるけど、知っているようで詳しくは分からない、これらの成分についてご紹介したいと思います。
プラセンタの美容成分
皆さんご存知の通り、プラセンタは動物の胎盤から生成されます。この胎盤は大別して、3種類あります。哺乳類の胎盤から抽出される「動物性プラセンタ」、魚の卵を包んでいる卵巣膜から作られる「海洋性プラセンタ」、植物のめしべの一部から抽出される「植物性プラセンタ」です。
厳密にいうと、魚類や植物には胎盤が存在しないので、一般的に流通するプラセンタとは、哺乳類の動物由来が大半です。
プラセンタは、しみ予防や保湿効果、抗酸化作用、ハリや弾力の維持など、さまざまな美容効果が期待できるそうです。ザックリし過ぎてますが、どんな肌悩みにも対応できるオールマイティな印象です。
摂取方法は色々あるようですが、美容液としてスキンケアに取り入れるのが一般的。ダイレクトに、一番プラセンタの美容効果を感じられるそうです。
コラーゲンの美容成分
コラーゲンは、私達ヒトの体を構成するタンパク質の約3割を占め、特に肌に多く含まれます。真皮層で細胞同士を結合させ、肌のハリや弾力に影響し、年齢と共に体内で合成できるコラーゲンは減少するそう。それが、肌のたるみ等の原因になります。
コラーゲンは肌の弾力性をアップさせる他、骨の強度を高めたり、血管をしなやかにしたり、肌という表層部よりはカラダの根幹的な部分の改善に役立つ印象です。コラーゲンと聞けばプルプルしたゼラチンの様なイメージは有りませんか?そう、コラーゲンを構成する成分は、複数の分子が繋がって弾力性のある質感を作っており、これがヒトに不可欠なのです。
化粧品に含まれる場合もあるコラーゲンですが、摂取方法として一般的なのはサプリメントや食品。厳密にいうと、コラーゲンの構成成分はアミノ酸なので、食生活の改善からコラーゲンの美容効果は期待できそうです。
ヒアルロン酸の美容成分
ヒアルロン酸もコラーゲンと同じく、体内にもともと備わっている成分です。こちらも年齢と共に減少するので、外部から摂取するのが理想的。ヒアルロン酸には強い保水力があり、肌のうるおいに影響します。ヒトの真皮に多く含まれ、細胞と細胞の間でクッションのような役割を果たします。
ヒアルロン酸の美容効果は、保湿力。減少したヒアルロン酸を補うことによって、肌のうるおいやハリを保ち、シワを改善するといった美容効果を見込むことができます。
ヒアルロン酸、と言えば「注射」のイメージではないでしょうか?ヒアルロン酸の一番効果的な摂取方法です。なぜなら、ヒアルロン酸は「真皮」という肌のとても奥で生きているので、通常のスキンケアでは到達出来ないからです。
プラセンタが、コラーゲンとヒアルロン酸を繋ぐ
3つの美容成分は何となく理解できたでしょうか?
プラセンタ→全ての肌悩みにマルチ対応する働き
コラーゲン→肌にハリや弾力を与える働き
ヒアルロン酸→肌の保湿力、みずみずしい潤いある肌を保つ働き
ただ、ここでプラセンタの働きに秘密があります。コラーゲンもヒアルロン酸も肌の奥、真皮で作られますが、これらの元が「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」。この線維芽細胞を活性化させるのがプラセンタなのです。つまり、プラセンタを効果的に取り入れることが出来れば、コラーゲンとヒアルロン酸を繋いで相乗効果が期待できる、ということ。
三者三様の取り入れかたがあるので、その時の体のコンディションやメンタル状況によって、最適な美肌効果が現れるスキンケアを心がけたいですね。